こんなお悩みを解決します。
本記事の内容
- MetaMaskのハッキングや詐欺の事例
- Googleアカウントを新たに作成してMetaMask をインストールする方法
- BraveブラウザにMetaMask をインストールする方法
この記事を読めば、MetaMaskの危険性について分かるとともに、安全なセキュリティ対策を実行できますよ。
「MetaMaskを本格的に使っていきたい。でも資産を失いたくない!」このように考えている方は必見です。
それではさっそく見ていきましょう。
MetaMaskの概要
MeataMask はwebブラウザの拡張機能を用いた仮想通貨ウォレットです。
イーサリアム(ETH)や、イーサリアムをベースに発行されたERC-20トークンを保管することができます。
また、スマートフォンアプリもあるため、いつでも仮想通貨の管理、送金、受け取りが可能です。
注意点
MetaMaskはビットコイン(BTC)などのイーサリアム系以外の仮想通貨とは互換性がないため、イーサリアム系以外の通貨を管理するには、別のウォレットを用意する必要があります。
なお、Metamaskは非常にポピュラーな仮想通貨ウォレットですが、シークレットリカバリーフレーズや秘密鍵が盗まれると、一気に資産を失ってしまう可能性があります。
そのため、シークレットリカバリーフレーズと秘密鍵は、以下を徹底しましょう。
- 絶対に他人に教えない
- オフライン(紙)などで管理する
また、残念ながらMetaMask には、ハッキングの危険性が少なからずあります。
次からは、MetaMaskのハッキングの危険性について見ていきましょう!
MetaMask ハッキングの危険性
MetaMask はホットウォレットと呼ばれる、インターネットに接続するオンラインタイプの仮想通貨ウォレットです。
そのため、ハッキングの危険性が少なからずあります。
ちなみに、ホットウォレットの反対に、ネットに接続していないものは、コールドウォレットと呼ばれています。
たとえばペーパーウォレットとハードウェアウォレットなどで、インターネット環境から遮断された状態で暗号資産(仮想通貨)の保管ができるものですね。
そのため、できる限りのハッキング対策に努める必要があります。
MetaMaskのハッキングや詐欺の事例
ここからは、実際に起きているハッキングや詐欺の事例について見ていきましょう。
事前に手口を知ることで、ハッキングを最小限に抑えることができるはずです。
その前に、以下のポイントについては、絶対に覚えておきましょう。
ポイント
- シークレットリカバリーフレーズや秘密鍵は絶対に他人に教えない
- 公共のフリーWi-Fiを用いて暗号資産サービスを利用しない
- 公式のサイトかどうかURLを確認する
- オンライン上でパスワードを管理しない
- 安心できるサイト以外でMetaMaskの接続を行わない
それでは次からは、ハッキングや詐欺の事例を見ていきましょう。
偽サポートからのDMやリプライ
SNS上でMetaMaskの使い方を質問したりすると、公式アカウントになりすました詐欺アカウントから、サポートDMやリプが届くことがあります。
以下のような感じですね。どちらも公式のサポートではありませんでした。
サポートの過程で、シークレットリカバリーフレーズや秘密鍵を聞き出そうとしてくるので、絶対に教えてはいけません。
フリーWi-Fiからのハッキング
マックやスタバなど、公共のフリーWi-Fiは通信が暗号化されていないことが多いため、閲覧しているWebサイトのURLや履歴、メールの内容などを、同じフリーWi-Fiに接続している第三者が簡単に取得できます。
そのため、フリーWi-Fiを用いてDefiなどの暗号資産サービスに接続するのは控えましょう。
クラウドストレージサービスを狙ったハッキング
GoogleドライブやEvernoteなどのクラウドストレージサービスにおいても、ハッキングの危険性はあります。
ストレージのアカウントがハッキングされてしまうと、そこに保管していたMetaMask の秘密鍵などが盗まれてしまいます。
そのため、クラウドストレージサービスにパスワードを保管しないよう徹底しましょう。
エアドロップ詐欺
草コインの認知度向上のため、無償でトークンが配布されることがあります。
いわゆるエアドロップと呼ばれる手法ですね。
気をつけていただきたいのが、エアドロップの受け取り要件として、「秘密鍵」を要求してくる場合です。
基本的にエアドロップの受け取りには、ウォレットアドレスが分かれば十分なので、秘密鍵を要求してくるのは、100パーセント詐欺です。
そのため、無料でトークンがもらえると言われても、絶対に秘密鍵を教えないようにしましょう。
Defiの署名画面を通じたハッキング
2020年12月には、保険DeFiプロトコルであるNexus Mutual創業者が保有するMetaMaskがハッキングされ、約8億円の仮想通貨が盗まれる事件が起きました。
これはMetaMaskをDeFiサービスと連結させたことが原因とされています。
もしMetaMaskを他のサービスと連結させる場合は、そのサービスが本当に信用できるか確認してから連結させましょう。
MetaMask を新たにインストールして複数のウォレットを作成する方法
ここからは、具体的なセキュリティ対策として、MetaMaskを新たにインストールして複数のウォレットを作成する方法をご紹介していきます。
今回ご紹介するのは、同一のMetaMask内に複数のアカウントを作成する方法ではありません。
上記の方法だと、そのMetaMask自体がハッキングされてしまった場合、複数アカウントを作っていたとしても意味がないからです。
そのため、最悪ハッキングされて資産がなくなっても大丈夫なように、以下のように使い分けるのがベストですね。
- 資産を保管しておくメインMetaMask
- Defiなどに接続するためのMetaMask
基本的に取引は②で行うようにして、最低限必要な額をその都度入金すれば、例えハッキングされたとしても最小限に被害を抑えられます。
メタマスク間の送金はガス代がかかりますが、全ての資産を失うよりはマシなので、必要経費として割り切るのがいいですね。
今回は、2つ目のMetaMask をインストールする方法として、2パターンの方法をご紹介します。
- Googleアカウントを新たに作成してMetaMask をインストールする方法
- BraveブラウザにMetaMask をインストールする方法
お好きな方に取り組んでいただければ大丈夫です。それではさっそく見ていきましょう。
Googleアカウントを新たに作成してMetaMask をインストールする方法
Gmailアドレスを追加することで、新たなGoogleアカウントを取得できます。
Googleアカウントが2つあると、アカウントごとにMetaMask をインストールすることができるので、ハッキング対策になります。
具体的な手順は以下の記事をご覧ください
>>【簡単】Googleアカウントの作成・削除方法|既存アドレスからの作成手順も解説
Googleアカウントの作成が完了したら、次に、そのアカウント上でMetaMaskをインストールしていきます。
MetaMask のインストールと初期設定については、以下の記事で詳しく解説しています。
>>MetaMask(メタマスク)をGoogle Chromeにインストールする方法|初期設定【初心者でも簡単】
BraveブラウザにMetaMask をインストールする方法
MetaMaskはGoogle Chrome以外に、以下のwebブラウザに対応しています。
- Brave
- Firefox
- Opera
今回は、「Brave」上にインストールする方法を解説します。
簡単にBraveのご紹介をすると、以下の特徴があり、話題になっている&急成長しているwebブラウザです。
Braveの特徴
- プライバシー保護&スピードが速い
- Google Chromeからの移行が簡単
- トークンが稼げる
Braveの詳しい特徴などは、以下の記事で解説されているので、気になる方はご覧ください。(外部サイトです)
>>Braveブラウザは稼げる次世代高速ブラウザ!特徴・評判・使い方を徹底解説
また、Braveのインストール方法と、Brave上にMetaMaskをインストールする方法については、以下の記事で詳しく解説しています。
>>【神ブラウザ】Braveのインストール方法とMetaMask拡張機能の追加手順
まとめ:Metamaskを新たにインストールして複数ウォレットを作成する方法【ハッキング対策】
今回は、MetaMask のハッキング対策について解説しました。
- Googleアカウントを新たに作成してMetaMask をインストールする方法
- BraveブラウザにMetaMask をインストールする方法
ハッキング対策には新たなウォレットをインストールすることが大変有効です。
万が一、片方のウォレットの秘密鍵が盗まれたりハッキングされたりしても、ウォレットが2つあれば、被害を最小限に抑えることができます。
また、以下のように使い分けられればベストですね。
- 資産を保管しておくメインMetaMask
- Defiなどに接続するためのMetaMask
それでは今回は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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