- Defi初心者はPancake Swapがおすすめって聞いたけど、始め方がよく分からない、、
- Defiをそもそも理解できていないけど大丈夫かな、、
こんなお悩みを解決します。
本記事の内容
- Defi(ディファイ)とは?|Pancake Swapを始める前の基礎知識
- Pancake Swapを始める前の事前準備【7ステップ】
- Pancake Swapの始め方・使い方【5ステップ】
「Pancake Swap」を使えば、安定的に年利50%以上でお金を増やすことも夢じゃありません。
本記事では、「完全にDefi初心者の方」でも分かりやすいように解説していきますね。
それではさっそくまいりましょう。
Pancake Swapを利用する前に
Pancake Swapは有名なサービスなので安全性は高いですが、もちろんリスクもあります。CAKEの暴落やハッキング、送金ミスなどのリスクを理解した上で、利用する際は自己責任でお願いします。
Defi(ディファイ)とは?|Pancake Swapを始める前の基礎知識
まずは上記の動画見るのがおすすめです。様々な動画を見ましたが、こちらは情報量がちょうど良く、とてもわかりやすいですよ。
20分程度でDefiの基礎が理解できるので、ぜひ一度ご覧ください。
上記動画をご覧いただいた上で、さらに理解を深めていきましょう。
※「Defiの説明はいいから、早くPancake Swapを始めたい!」という方は、「Pancake Swapを始める前の事前準備【7ステップ】」からご覧ください。
Defi(分散型金融)とは?
Defi(分散型金融)とは、Decentralized Financeの略語で、ざっくりいうと「管理者のいない金融の仕組み」のこと。
銀行や証券会社、生命保険会社などの金融サービスは、仲介者である企業が存在しています。
対してDefiは、銀行などの仲介業者が存在せず、全ての取引はブロックチェーン上のスマートコントラクト(自動取引)を用いて実行されます。
簡単に言うと、銀行の代わりにブロックチェーンを使うことで、「管理者がおらず、個人間でやり取りできる金融システムを作ろう!」ということです。
Defiの特徴
- 本人確認や複雑な手続きが不要
- 手数料が安い
- 世界中どこの地域でも利用可能
Defiには上記の特徴があるため、これまでの金融サービスを一変させることが期待されています。
なお、厳密にはPancake Swap=Defi(分散型金融)ではありません。Pancake Swap= DEX(分散型取引所)です。
DEX (分散型取引所)とは?
DEXとは、Defi(分散型金融)の一種であり、日本語にすると「分散型取引所」のこと。主にイーサリアム上のスマートコントラクト(契約の自動化)を利用しており、個人間の取引を可能としています。
噛み砕いていうと、
- Defi(分散型金融)=猫
- DEX(分散型取引所)=ロシアンブルー
みたいな感じです。
図にすると以下ですね。
要するに「Defiという概念の中に、DEXが含まれている」ということです。
なお、DEXの反対に、CEX(中央集権型取引所)があります。
- DEX(分散型取引所)
Pancake SwapやUniswapなどのように、管理者が不在のため、ユーザー同士が直接取引可能な取引所のこと。 - CEX(中央集権型取引所)
CoincheckやbitFlyerなどのように企業が運営しており、管理者が存在する取引所のこと。
有名な3つのDEX(分散型取引所)
DEXは、PancakeSwap以外にもさまざま存在しています。
例えば以下が有名ですね。
- Compound(コンパウンド)
- UniSwap(ユニスワップ)
- Sushi Swap(スシスワップ)
Compound (コンパウンド)
2018年9月に誕生したDefiの火付け役となったDEX。主にお金の貸し借りができます。
Compound では、2020年の6月、利用者に「COMP」と呼ばれるガバナンス(政治)トークンが配布されました。
当初は「Compoundの運営(政治) に参加できる権利」として、金銭的価値がない状態で発行されましたが、みるみる価値が付いていき、2021年の5月には、一枚あたり9万円まで価値が暴騰。
このように当初は価値のなかったガバナンストークンに大きな価値が付いたことで、「Defi(DEX)は儲かる!」と巷で話題になり始め、急速に様々なDEXが登場し始めました。
UniSwap(ユニスワップ)
Pancake Swapと同様、もしくはそれ以上に有名なDEX。
Pancake Swapと同じくAMM(自動マーケットメーカー)形式のDEXで、コインを自動的に「交換」できます。
また、イーサリアムのブロックチェーンを利用しており、独自のガバナンストークンであるUNI(ユニスワップ)を発行しています。
とても人気があり、取引量の非常に多いDEXですね。
Sushi Swap(スシスワップ)
2020年8月に設立された「UniSwap」をベースに作られたDEX。
ガバナンストークンとしては、「SUSHI」を発行しています。
設立当初はミーム的(おふざけ)プロジェクトと認識されていましたが、海外の取引所である「Binance」と「FTX」に上場するなど、信頼性のあるDEXとして成長しています。
PancakeSwapを始める前の事前準備【7ステップ】
まずは簡単にPancakeSwapについて理解しましょう。
PancakeSwapとは?
BSC(バイナンススマートチェーン)を利用したDEX(分散型取引所)のこと。
なお、PancakeSwapでは以下のようなことができます。
- スワップ
暗号資産を交換すること - ファーミング
2つの異なる暗号資産をペアで預けてCAKEをもらうこと
※「イールドファーミング」や「流動性マイニング」などとも呼ばれます。
※「CAKE」はPancakeSwapのガバナンストークンです。 - ステーキング
1つの暗号資産を預けて報酬をもらうこと
ざっくりPancakeSwapを理解できたところで、さっそく始めていきましょう。
事前準備
なお、実際にファーミングやステーキングなどを行ってお金を増やす前に、以下の準備が必要です。
①国内取引所(GMOコイン)と海外取引所(Binance)の口座開設
まずは、暗号資産取引所の口座を開設しましょう。
- 国内取引所(GMOコイン)
→BTC(ビットコイン)の購入に必要 - 海外取引所(Binance)
→ PancakeSwapで使うBNB(バイナンスコイン)の購入に必要
それぞれ以下の記事で、口座の開設方法を紹介しています。
>>【スマホで簡単】GMOコインの口座開設方法【初心者向け】
-
【スマホで簡単】GMOコインの口座開設方法【初心者向け】
続きを見る
>>【スマホで簡単】Binance(バイナンス)の口座開設・アカウント登録方法
-
【スマホで簡単】Binance(バイナンス)の口座開設・アカウント登録方法
続きを見る
②暗号資産(BTC)の購入
取引所(GMOコイン)の口座開設が完了したら、次にBTC(ビットコイン)を購入していきましょう。
購入したBTCは、後ほどBinanceへ送金して、「BNB(バイナンスコイン)」を購入する元手として使います。
※ETHなど、他の暗号資産でもBNBを購入できるので、お好きなものでOKですよ。
初めての方は、2〜3万分ほど購入するのがおすすめです。
なお、購入方法は以下の記事で解説しています。
>>GMOコインでビットコインを購入する方法|現物取引・成行注文
-
GMOコインでビットコインを購入する方法|現物取引・成行注文
続きを見る
③ウォレット(MetaMask)のインストール
続いて、暗号資産を入れるためのウォレットをインストールしましょう。
ウォレットは、最もポピュラーな「MetaMask」をインストールしていきます。
このウォレットと接続することで、PancakeSwapを利用できるようになります。
ウォレット(MetaMask)のインストール方法は以下の記事で解説していますよ。
>>MetaMask(メタマスク)をGoogle Chromeにインストールする方法|初期設定【初心者でも簡単】
-
MetaMask(メタマスク)をGoogle Chromeにインストールする方法|初期設定【初心者でも簡単】
続きを見る
④MetaMaskをBSC(バイナンススマートチェーン)に接続
MetaMaskのインストールが完了したら、BSC(バイナンススマートチェーン)に接続していきましょう。
MetaMask をBSCに接続しないと、PancakeSwapを利用できません。
なぜなら、Binance→MetaMaskへBNB(バイナンスコイン)を送金する際に、MetaMaskがBSCに接続されている必要があるからです。
以下のイメージ図をご覧ください。
①イーサリアムチェーン
MetaMaskにデフォルトで接続されています。「ETH」の送金は可能ですが、「BNB」の送金はできません。
②バイナンススマートチェーン(BSC)
デフォルトで接続されていないため、接続設定が必要です。①とは逆で、「BNB」の送金は可能ですが、「ETH」の送金はできません。
上記のとおり。イメージがつかめたら、以下の記事を参考にMetaMaskをBSCに接続しましょう。
>>MetaMask(メタマスク)にBSC(バイナンススマートチェーン)を追加する方法|設定手順を3ステップで解説
-
MetaMask(メタマスク)にBSC(バイナンススマートチェーン)を追加する方法|設定手順を3ステップで解説
続きを見る
⑤GMOコインからBinanceへBTCを送金
続いては、先ほど購入したBTC(ビットコイン)をBinanceへ送金していきます。
この作業をすることで、BinanceでBNB(バイナンスコイン)が買えるようになります。
具体的な手順は以下の記事をご覧ください。
>>GMOコインからBinance(バイナンス)へビットコインを送金する方法
-
GMOコインからBinance(バイナンス)へビットコインを送金する方法
続きを見る
なお、上記の記事ではBTCの送金方法を解説していますが、どのコインでも手順は同じですのでご安心ください。
⑥BinanceでBNB(バイナンスコイン)を購入
BinanceへBTCなどの暗号資産を送金できたら、その暗号資産を元手にBNBを購入しましょう。
PancakeSwapはBSC(バイナンススマートチェーン)を利用したDEXなので、取引の際に発生する手数料は、全てBNBで支払います。
また、後ほどPancakeSwapでBNBとCAKE(暗号資産)を交換するので、初心者の方は余裕を持って2〜3万円分ほどのBNBを購入しておくのがおすすめです。
具体的な手順は以下の記事をご覧ください。
>>Binanceで仮想通貨(BNB)を買う方法|2パターンの購入(交換)方法を解説
-
Binanceで仮想通貨(BNB)を買う方法|2パターンの購入(交換)方法を解説
続きを見る
⑦BinanceからMetaMaskへBNBを送金
BNB(バイナンスコイン)が手に入ったら、MetaMaskへ送金していきます。
MetaMaskへBNBを送金する理由
PancakeSwapにBNBなどを預けて報酬を得るには、暗号資産専用のウォレット(MetaMask)が必要だからです。
※PancakeSwapへ暗号資産を預けて報酬を得ることを「ファーミング」や「ステーキング」と呼びます。
PancakeSwapへの預け入れは、取引所から直接行うことはできません。
そのため、以下のような手順を踏む必要があります。
- Binance→MetaMaskへBNBを送金
- MetaMask→PancakeSwapへBNBを預け入れ
MetaMaskへBNBを送金する理由が理解できたら、さっそく送金していきましょう。具体的な手順は以下の記事をご覧ください。
>>Binance(バイナンス)からMetaMaskにBNBを送金(入金)する方法【BSC経由】
-
Binance(バイナンス)からMetaMaskにBNBを送金(入金)する方法【BSC経由】
続きを見る
Pancake Swapの始め方・使い方【5ステップ】
Pancake Swapを始める前に、少しおさらいしましょう。
PancakeSwapとは?
BSC(バイナンススマートチェーン)を利用したDEX(分散型取引所)のこと。
なお、PancakeSwapでは、以下のようなことができます。
- スワップ
暗号資産を交換すること - ファーミング
2つの異なる暗号資産をペアで預けてCAKEをもらうこと
※「イールドファーミング」や「流動性マイニング」などとも呼ばれます。
※「CAKE」はPancakeSwapのガバナンストークンです。 - ステーキング
1つの暗号資産を預けて報酬をもらうこと
それでは、さっそくPancake Swapを始めていきましょう。
この記事では、上記のスワップからステーキングまで、Pancake Swapでできることを全て行っていきます。
以下の手順で進んでいきますね。
それでは順番に取り組んでいきましょう。
Step 1:MetaMaskをPancake Swapに接続
MetaMaskにBNB(バイナンスコイン)を入金できたら、Pancake Swapと接続させていきましょう。
まずは『Pancake Swap』にアクセスしましょう。
1.『Pancake Swap』にアクセスしたら、初めに言語を日本語に設定します。地球儀マークにカーソルを合わせて、「日本語」をクリック
2.画面中央の「ウォレットを接続」をクリック
3.「MetaMask」をクリック
4.MetaMaskが起動するので、「次へ」をクリック
5.「接続」をクリック
6.MetaMaskの左上に「接続済み」と表示されたらOKです
※接続できない方は、ネットワークが「BSC Mainnet」になっているか確認しましょう。
Step 2:Pancake SwapでBNBをCAKEに交換【スワップ】
Pancake SwapとMetaMaskが接続できたら、次に、BNB(バイナンスコイン)をCAKEに交換していきましょう。
CAKEとは?
Pancake Swapのガバナンストークンのこと。Pancake Swapに対して暗号資産を預ける(流動性の提供)ことで、その報酬としてもらえます。
ガバナンストークンとは?
議決権を持ったトークン(暗号資産)のこと。ガバナンストークンの所有者は、コミュニティやサービスで何かを決める際、投票・提案等を行うことができます。
本記事では、後ほど「CAKEとBNB」をペアにしてファーミング(預ける)するので、まずはBNBの一部をCAKEに交換していきます。
詳細は以下の記事をご覧ください。
>>【簡単】PancakeSwapで暗号資産をスワップ(交換)する方法|BNB→CAKE
-
【簡単】PancakeSwapで暗号資産をスワップ(交換)する方法|BNB→CAKE
続きを見る
Step 3:BNBとCAKEをファームに預けてCAKEを収穫【ファーミング】
ここからは、Pancake Swapのメインである「暗号資産を預けてCAKEを収穫する=ファーミング」手順を解説していきます。
その前に、ファーミングなどについておさらいしましょう。
- ファーミング
2つの異なる暗号資産をペアで預けてCAKEをもらうこと - ステーキング
1つの暗号資産を預けて報酬をもらうこと
そして、ファーミングの流れとしては以下のとおり。
- 暗号資産のペアを預けて「流動性の提供」を行うことで「LPトークン」をもらう
- LPトークンを「ファーム」に預ける
- たまった「CAKE」を収穫する
流動性の提供とは?
Pancake SwapなどのDEX(分散型取引所)に対して、暗号資産のペアを預けることで、取引可能な通貨量を増やすこと。取引可能な通貨ペアが増えると、そのDEXにおいて、様々な通貨の取引(交換など)が可能になります。
LPトークンとは?
「Liquidity Provider(流動性提供者)トークン」の略称で、Pancake SwapなどのDEX(分散型取引所)に流動性を提供する対価としてもらえるもの。
例えば、CAKEとBNBのペアで預けると、「CAKE-BNB LPトークン」がもらえます。LPトークン自体に価値はなく、流動性を提供した通貨ペアを回収する際に必要となる「証明書」のようなものですね。
なお、ファーミングの具体的な手順は以下の記事をご覧ください。
>>PancakeSwapでCAKEを収穫する方法|イールドファーミング【流動性マイニング】
-
PancakeSwapでCAKEを収穫する方法|イールドファーミング【流動性マイニング】
続きを見る
Step 4:ファーミングで手に入れたCAKEをプールに預けて増やす【ステーキング】
Step 3のファーミングによって手に入れた「CAKE」には、以下のような使い道があります。
- 他の暗号資産と交換する
- 「CAKEプール」に預けてさらに増やす
- 保有し続けてCAKEの価値上昇を待つ
ここからは、「②CAKEプールに預けてさらに増やす」を紹介していきます。
興味のある方は、以下の記事をご覧ください。
>>【儲かる】PancakeSwapで収穫したCAKEをプールでさらに増やす方法【ステーキング】
-
【儲かる】PancakeSwapで収穫したCAKEをプールでさらに増やす方法【ステーキング】
続きを見る
Step 5:ファームとプールに預けたトークンを回収
最後に、Pancake Swapに預けた暗号資産の回収方法をご紹介します。
運用が終わったら、元本を回収するのを忘れないようにしましょう。
ファームとプール、それぞれの回収手順は以下のとおりです。
ファームに預けた通貨ペアを回収する手順
- 「ファーム」でLPトークンを回収
- 回収したLPトークンを元の暗号資産に戻す
プールに預けたトークンを回収する手順
- 「プール」からCAKEを回収
- CAKEを有効活用(他の通貨に交換など)する
詳しい手順は以下の記事をご覧ください。
>>PancakeSwap|ファーミングやプールのステーキングをやめる方法【LPトークンの分解】
-
PancakeSwap|ファーミングやプールのステーキングをやめる方法【LPトークンの分解】
続きを見る
まとめ:Pancake Swapの始め方
今回はPancake Swapの始め方について解説してきました。
始めるにあたっては、以下の準備が必要でしたね。
PancakeSwapを始める前の事前準備【7ステップ】
上記の事前準備が終わったら、いよいよPancake Swapでお金を増やしていけます。
手順は以下のとおりでしたね。
Pancake Swapの始め方・使い方【5ステップ】
なお、今回は以下の流れでファーミングを行いましたが、使用する暗号資産はお好きなものでOKです。
預ける通貨ペアによってリスクとリターン(年利)が変わってくるので、ご自身の状況に合わせて、適切に運用していきましょう。
- BTCを元手にBNBを購入
→ETHなどの他の暗号資産でもBNBの購入可能 - BNBを半分ほどCAKEに交換
→CAKE以外の暗号資産に交換してもOK - BNBとCAKEペアで預けてLPトークンをもらう
→「BNBとBUSDT」などをペアにしてもOK - LPトークンをファームに預けてCAKEをもらう
それでは今回は以上です。最後までお読みいただきありがとうございました。