こんなお悩みを解決します。
本記事の内容
- Open SeaでのNFTの探し方
- Open SeaでNFTを購入する方法|オークションやオファー形式も解説
- 購入する際の注意点
今回は、世界最大のNFTマーケットプレイスである「Open Sea」でNFTを購入する方法を解説していきます。
この記事を読めば、初めての方でも失敗せずにNFTを購入できますよ。
NFTを購入する際の注意点も解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。
それではさっそくまいりましょう!
Open SeaでNFTを購入する方法
Open SeaでNFTを購入する手順は以下のとおりです。
- Step 1:購入するNFTを探す
- Step 2:NFTが本物かどうか確認する
- Step 3:NFTの販売方式を確認する
- Step 4:NFTを購入する
なお、NFTを購入する前に、以下の準備が必要なので、まだの方はご準備をお願いします。
事前に準備しておくこと
本記事では、上記の事前準備が完了している前提で進めていきますので、ご了承ください。
Step 1:購入するNFTを探す
Open Seaでは、様々なフィルターでNFTを検索したり、検索したNFTを並び替えたりできます。
「Open Seaトップページ」と、それぞれの「NFTコレクションのページ」での見方を解説していきますね。
Open Seaトップページ
画面上部
番号 | 説明 |
①:検索窓 | 購入したいNFTの名前が分かっている場合に検索する場所。 |
②:探索 | 以下のようなNFTのジャンル毎に「トレンドのNFT」を表示できます。 ・アート ・ドメイン名 ・音楽 ・写真 ・スポーツ・・・など |
③:統計 | 以下の指標を確認できます。 ・ランキング・・・カテゴリー、ブロックチェーン、時間毎のランキング ・アクティビティ・・・NFTの取引状況など |
④:資料 | 以下のように、Open Seaが提供している様々な資料やサービスを利用できます。 ・学ぶ・・・NFTの基礎知識が学べるページ ・ヘルプ・・・Open Seaのよくある質問など ・パートナー・・・提携しているパートナーを確認できる ・ブログ・・・Open Seaが提供するブログを閲覧できる ・・・など |
画面下部
番号 | 説明 |
①:トレンド | 直近で盛り上がっている(取引量の多い)NFTがランキングで表示されます。 |
②:トップ | 時価総額が高い順にNFTが表示されます。 |
③:時間 | 1時間、24時間、30日、全期間など、時間毎のランキングを表示できます。 |
④:ブロックチェーン | EthereumやPolygonなど、ブロックチェーン毎にNFTを表示できます。 |
NFTコレクションのページ
検索する際のフィルターの種類
フィルターの種類 | 説明 |
ステータス(Status) | 以下の2つで絞り込みができます。 ・今すぐ購入(Buy Now)・・・出品されていて、すぐに購入できる状態 ・オークション中(On Auction)・・・オークション開催中の状態 |
価格(Price) | 価格の下限や上限を設定できます。また、通貨の単位を「ETH、USD、SOL」から選択できます。 |
数量(Quantity) | 以下の3つで絞り込みができます。 ・すべてのアイテム・・・以下2つの全てが表示される ・単一のアイテム・・・単品で売られているNFTが表示される ・バンドル・・・セット売りされているNFTが表示される |
通貨(Currency) | 対応している通貨毎に絞り込みができます。 |
プロパティ | NFTによって異なりますが、以下のように「絵柄の特徴」毎に絞り込みができます。 ・Accesories(アクセサリー) ・Body(身体) ・Clothes(服) ・Hair(髪型) ・Eyes(目)・・・など |
並び替えの種類
さまざまな並び替えの種類がありますが、基本的に使うのは、「Price:Low to High」ですね。お金がないので安いものしか買えません、、笑
- 最近出品(Recently Listed )
- 最近作成(Recently Created )
- 最近販売(Recently Sold )
- 最近受取(Recently Received)
- 間もなく終了(Ending Soon )
- 価格が安い順(Price:Low to High)
- 価格が高い順(Price:High to Low )
- 直近の販売価格が最高(Highest Last Sale)
- 閲覧回数が最高(Most viewed)
- お気に入り数が最多(Most favorited)
- 最古(Oldest)
以上のようなフィルターや並び替えを駆使して、購入したい作品を探しましょう。
作品が見つかったら、次のStepに進んでください。
参考:検索した作品をお気に入りに保存する方法
購入したい作品が複数あって、すぐに選べないという方は、お気に入り機能を使うのが便利ですよ。
お気に入りへの保存方法は簡単で、以下のように作品の右上の「ハートマーク」をクリックするだけ。
また、お気に入りの一覧は、右上の自分のアイコン→「お気に入り」から確認できますよ。
Step 2:NFTが本物かどうか確認する
有名なNFTを購入する場合は、偽物に気をつける必要があります。
例えば、
例えば、日本一有名なNFTコレクションである「CNP」には、偽物のコレクションがあります。
以下のような感じで、見た目が全く同じですよね。
本物
偽物
見分け方としては、以下を見るのが良いですよ。偽物の場合、それぞれの数が極端に少ないはずです。
- 合計出来高(volume traded)
- 所有者(Owner)
なお、CNPもそうですが、有名なNFTコレクションの中には、公式マーク(名前の右側の✔マーク)が付いているものもあります。
例えば、以下のようなコレクションです。
CryptoPunks
Bored Ape Yacht Club
The Sandbox
公式マークが付いてるものであれば、偽物と間違えることは少ないと思います。
Step 3:NFTの販売方式を確認する
Open SeaでのNFTの販売方式は3つあります。販売方式を理解した上で、実際に購入していきましょう。
- 固定価格(提示額)での購入
→出品者が指定した金額で購入すること。メルカリのイメージ。 - オークション形式での購入
→ヤフーオークションのイメージ。オークション期間中に最高額を入札した人がNFTアートを購入できる仕組み。 - オファー形式(価格交渉)での購入
→固定価格(提示額)に捉われず、購入額を交渉できる仕組み。例えば、1ETHで販売されていたとしても、0.5ETHでオファーすると、出品者によっては応じてくれることがあります。
販売方式が分かったところで、実際にそれぞれの販売ページを見て、イメージをつかみましょう。
販売方式のイメージ
①固定価格(提示額)での購入
以下のように、「カートに追加(Add to cart)」というボタンがあります。
なお、固定価格で買えるNFTは、併せて「オファーを提示(価格交渉)」することもできます。
「オファー提示」する場合は、固定価格よりも低い値段でも、高い値段でも大丈夫です。
素朴な疑問
固定価格よりも安い値段で販売してくれるの?と疑問に思うかもしれませんが、可能性はあります。
例えば、有名人が固定価格よりも安い値段でオファーしてきた場合、その有名人にNFTが渡れば、作品の知名度が上がるかもしれません。
そのため、売り手としては、固定価格に捉われず、買い手を見極めて安い値段で販売してくれることがあります。
②オークション形式での購入
以下のように「Place bid(入札する)」というボタンがあります。
③オファー形式での購入
以下のように「オファーを提示(Make offer)」というボタンがあります。
①のように、「カートに追加(Add to cart)」のボタンがありませんが、これは、NFTの所有者が売りに出していない(Listingしていない)状態です。
上記の場合でも、オファーすることで、売ってくれるかもしれませんね。
Step 4: NFTを購入する
ここからは、以下の販売方式ごとの購入方法を解説していきます。
自分の購入したい作品がどの方式か確認して、①〜③のいずれかをご覧ください。
※上記はリンクになっています。
①固定価格(提示額)での購入
1.購入したい作品の販売ページで、「カートに追加」をクリック
2.画面右上の「カートアイコン」をクリック
3.「購入を完了」をクリック
4.メタマスクが起動するので「確認」をクリックすると、購入完了です
②オークション形式での購入
1.オークションに参加したい作品の販売ページで、「Place bid(入札する)」をクリック
2.入札には「WETH」が必要なのですが、「ETH」しか持っていないので、ETH→WTHEへ交換します。「Convert ETH」をクリック
3.以下の画面が表示されたら、次のとおりに進みます
※今回は0.002をETH→WETHへ交換します
※ETHは後ほど手数料の支払いでも必要になるので、全額を「WETH」に交換しないようにしましょう。
- 上を「ETH」に
- 下を「WETH」に
- 交換したい量を入力
- 「ウォレットに接続」をクリック
4.「MetaMask」をクリック
5.メタマスクが起動するので、「次へ」をクリック
6.「接続」をクリック
7.「ウォレットに接続」が「ラップ」に変わっているので、「ラップ」をクリック
8.再びメタマスクが起動するので、「確認」をクリック
9.ETH→WTHEへの交換が完了したので、右上の「×」をクリック
10.作品のページに戻るので、再び「Place bid(入札する)」をクリックする
11.入札額を入力して「Place Bid」をクリック
※今回は0.001WETHで入札します
12.メタマスクが起動して、手数料(ETH)の確認画面が表示されるので「確認」をクリック
※この手数料はWETHをOpenSeaで初めて利用する際に必要なものなので、2回目以降はかかりません。
13.しばらく以下の画面の状態で待ちます
14.メタマスクが起動するので「署名」をクリック
15.入札が完了しました。「Offers(入札者)」のところに、「you」と表示されています。
※「you」の右側のキャンセルをクリックすると、入札を取り消せますが、取り消しにも手数料(ETH)がかかります。
16.「Sale ends January 8, 2022 」と書いてあるので、その期間が過ぎても自分の入札が最高額だった場合、自動的に支払いが完了して、NFTが手に入ります。
③オファー形式(価格交渉)での購入
1.オファー(価格交渉)したい作品の販売ページで、「Make offer」をクリック
2.オファーには「WETH」が必要なのですが、「ETH」しか持っていないので、ETH→WTHEへ交換します。「Convert ETH」をクリック
3.以下の画面が表示されたら、次のとおりに進みます
※今回は0.002をETH→WETHへ交換します
※ETHは後ほど手数料の支払いでも必要になるので、全額を「WETH」に交換しないようにしましょう。
- 上を「ETH」に
- 下を「WETH」に
- 交換したい量を入力
- 「ウォレットに接続」をクリック
4.「MetaMask」をクリック
5.メタマスクが起動するので、「次へ」をクリック
6.「接続」をクリック
7.「ウォレットに接続」が「ラップ」に変わっているので、「ラップ」をクリック
8.再びメタマスクが起動するので、「確認」をクリック
9.ETH→WTHEへの交換が完了したので、右上の「×」をクリック
10.作品のページに戻るので、再び「Make offer」をクリックする
11.オファー額を入力して「Make offer」をクリック
12.メタマスクが起動して、手数料(ETH)の確認画面が表示されるので「確認」をクリック
※この手数料はWETHをOpenSeaで初めて利用する際に必要なものなので、2回目以降はかかりません。
13.しばらく以下の画面の状態で待ちます
14.メタマスクが起動するので「署名」をクリック
15.オファー(価格交渉)が完了しました。「Offers」のところに、「you」と表示されています。
※「you」の右側のキャンセルをクリックすると、オファーを取り消せますが、取り消しにも手数料(ETH)がかかります。
16.「Sale ends January 9, 2022 」と書いてあるので、出品者がオファーを受け入れてくれた場合、その期間内に支払いが完了して、NFTが手に入ります。
Open SeaでNFTを購入する際の注意点
ここからは、NFTを購入する際に気をつけたい、2つの注意点をお伝えしていきます。
- 偽物の作品が出回っている
- 作品の価値がなくなる可能性がある
順番に見ていきましょう。
①偽物の作品が出回っている
Open Seaで人気の作品(コレクション)の中には、偽物が出回ってることが多いです。
何も知らない初心者の方は、偽物に高い金額を払ってしまう可能性があるので、最新の注意を払いましょう。
なお、偽物の見分け方は、「Step 2:NFTが本物かどうか確認する」を参考にしてください
②作品の価値がなくなる可能性がある
NFTの中には、Hashmaskというデジタルアートが約8000万円で販売されたり、オークションハウスChristiesでアーティストBeeple氏のNFT作品が75億円で落札されたりと、バブル相場のような価格で売買されているものがあります。
また、NFTコンテンツは、少数の資産家が多くをコレクションしており、大幅に価値が吊り上っている可能性が高いと言われています。
現在は、新たな技術であるNFTに関心が集まっている状況であり、NFT化されたイラストや写真自体につけられた値段は、過剰すぎるという懸念もあるとのこと。
そのため、「もしかしたら儲かるかも、、」と期待し過ぎずに、自分が本当に良いと思った作品を購入するようにしましょう。
まとめ:Open SeaでNFTを購入する方法
今回は、世界最大のNFTマーケットプレイスである「Open Sea」でNFTを購入する方法を解説しました。
購入手順は、以下のとおりでしたね。
また、本記事では、以下の販売方式ごとに詳細な手順をご紹介してきました
日本においてNFTを作成したり、購入したりしてる人は、まだまだ少数派です。
新たな技術が生まれた時、儲けるチャンスも多くありますが、その反面、詐欺に巻き込まれてしまうこともあります。
そのため、購入の際には、しっかりと調べた上で、自己責任で購入するようにしましょう。
それでは今回は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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